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地図で楽しむすごい神奈川 [本]


地図で楽しむすごい神奈川

地図で楽しむすごい神奈川

  • 作者: 都道府県研究会
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2017/11/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 都道府県研究会で出している本の神奈川県版。
 地形や歴史、交通、運輸文化など、地理的なことがこと細かく書かれています。
 カラー写真も多く見やすいです。

 個人的には神奈川県の鉄道網。
 JRだけではなく、多くの私鉄が走っている神奈川県。オイラの大好きな京浜急行電鉄についても、未成線も含め三浦半島を一周する鉄道計画か、地図に表されています。
 そのほか、複雑な箱根の地形、城ヶ島の地質、スランプ構造など地図と写真で詳しく紹介されています。

 巻末には神奈川県各市町村のデータも掲載。


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陸上王者青学 光と影 [本]


駅伝王者青学 光と影

駅伝王者青学 光と影

  • 作者: 佐藤 俊
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2017/11/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 雑誌『Number』などで執筆しているスポーツライターの筆者が,青山学院大学陸上競技部駅伝チームに密着して書かれたドキュメンタリー。2016年4月~2017年10月の間のルポである。

 青山学院といえば,正月の箱根駅伝で,2015年~2018年を4連覇した,現在の駅伝では強豪チームである。
 だが,いつも順風満帆に練習を続けてこられたのかといえばそうではなく,故障者があったり,調子の上がらない選手があったりと困難を抱え続けてきていたのである。
 原監督がテレビで見せる明るいイメージがあるが,たしかに明るいのだろうが,それでも選手個人個人が意識を持ち,自己管理をしてきているのである。選手たちの主体性,意識が高いのだと感じた。テレビでも紹介された「青トレ」も体幹トレーニングと言われているが,体幹を鍛えることが走りにも表れてくるのである。

 また大きなレースには,やはり4年生の存在が大切だとあった。神野大地,一色恭志という絶対的なエースがいた学年,全体のチームワークが揃って力を出した学年と,その年のカラーが合って面白い。

 今後のレースを見るときも,表には出てこないが選手たちの努力やチームを支える人々のことを想像していこうと思った。


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もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら 青のりMAX [本]


もし文豪たちがカップ焼きそばの 作り方を書いたら 青のりMAX

もし文豪たちがカップ焼きそばの 作り方を書いたら 青のりMAX

  • 作者: 神田 桂一
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2017/12/07
  • メディア: 単行本


 前作の「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」略して『もしそば』の続編。
 前書きと後書きは前作同様に村上春樹っぽい文体なのですが,前作の100人からパワーアップして新たに120人の文豪たちの文体です。
 そして,ただただカップ焼きそばの作り方のようなものが書かれています。「のようなもの」とかいたのは,宣伝会議とか,献辞とかそもそも作り方ではないものもあって(笑),でもカップ焼きそばなのです。

 ラインナップをみると,樋口一葉,野坂昭如,永井荷風,司馬遼太郎など,日本文学史にも名前の上がる文豪。ゲーテ,ヘミングウェイ,カミュなど,海外の文豪。羽田圭介,川上未映子,綿矢りさ,朝井リョウなど,若手小説家文豪。
 そして,2ちゃんねる,はてなブックマーク,炎上CM,ガチャピン,ムックなど,はて文豪か,そもそも人間なのか分からないものも。

 そして,オイラ心に響いたのが,平野レミとか,若林正恭とか,高橋みなみとか,文豪からは遠い方々。
 最近あんまり本を読んでないしなー。

 で,この中の司馬遼太郎のものを読んで思い出したのが,清水義範の「猿蟹の賦」です。
 『もしそば』もパスティーシュ(文体の模倣)だったんだなあ。

 巻末の解説の黒柳徹子さんの文体模写がもう徹子さんとしか思えない(笑)。

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