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もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら 青のりMAX [本]


もし文豪たちがカップ焼きそばの 作り方を書いたら 青のりMAX

もし文豪たちがカップ焼きそばの 作り方を書いたら 青のりMAX

  • 作者: 神田 桂一
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2017/12/07
  • メディア: 単行本


 前作の「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」略して『もしそば』の続編。
 前書きと後書きは前作同様に村上春樹っぽい文体なのですが,前作の100人からパワーアップして新たに120人の文豪たちの文体です。
 そして,ただただカップ焼きそばの作り方のようなものが書かれています。「のようなもの」とかいたのは,宣伝会議とか,献辞とかそもそも作り方ではないものもあって(笑),でもカップ焼きそばなのです。

 ラインナップをみると,樋口一葉,野坂昭如,永井荷風,司馬遼太郎など,日本文学史にも名前の上がる文豪。ゲーテ,ヘミングウェイ,カミュなど,海外の文豪。羽田圭介,川上未映子,綿矢りさ,朝井リョウなど,若手小説家文豪。
 そして,2ちゃんねる,はてなブックマーク,炎上CM,ガチャピン,ムックなど,はて文豪か,そもそも人間なのか分からないものも。

 そして,オイラ心に響いたのが,平野レミとか,若林正恭とか,高橋みなみとか,文豪からは遠い方々。
 最近あんまり本を読んでないしなー。

 で,この中の司馬遼太郎のものを読んで思い出したのが,清水義範の「猿蟹の賦」です。
 『もしそば』もパスティーシュ(文体の模倣)だったんだなあ。

 巻末の解説の黒柳徹子さんの文体模写がもう徹子さんとしか思えない(笑)。

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