SSブログ

蜜蜂と遠雷 [本]


蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/09/23
  • メディア: 単行本


 芳ヶ江国際ピアノコンクールを舞台に,そのコンテスト出場者(コンテスタント)たちを描いた小説。

 芳ヶ江は,楽器メーカーが多く,音楽の街として知られている。そこで行われる若手ピアニストを対象としたコンクールにもかなり力が入れられていて,このコンクールに入賞したのをきっかけに,世界的なピアイストになるものも多い。
 その芳ヶ江国際コンクールのコンテスタント,風間塵,栄伝亜夜,マサル・カルロス・レヴィ・アナトール,高島明石ら。それぞれの事情,環境から,ピアノに打ち込み,表現していく姿を書かれている。

 いや,めっちゃ面白かったです。それしか書けねえ。
 ピアノコンクールに出る人々はそれぞれこんな苦悩を抱えているのか(抱えてなさそうな人もいたが)とか,音楽でこんなに表現できるのかとかいろいろ感じました。
 コンテスタントが弾く曲で知らないものも多かったのですが,それでも,曲が聞こえてくるような気がしました。恩田さんの表現力ハンパねえ。
 
 今度「蜜蜂と遠雷」に出てきたピアノ曲,ちゃんと聞いてみます。バルトークの「ピアノ協奏曲第三番」とか。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。