蹴りたい背中 [本]
2003年8月に発行され、芥川賞も受賞された綿矢りささんの作品。言わずと知れてますね。
高校進学後、クラスになじめない、というか人に合わせることの難しさを中学時代に実感し、群れることをやめたハツ。にな川も同じようにクラスで浮いていたが、女性ファッション誌モデルのオリちゃんのファンで、偶然ハツが会ったことがあると言ったことを切っ掛けに、にな川の家に誘われる。
オリちゃんのことしか考えていないにな川。
それから中学時代からの友達だけど他のグループに入ってしまった絹代。
すみません。あらすじがとっても書きにくいです。てか、書けません。(汗)
ただ、主人公ハツの心の動き、自分を曲げてまでグループに入りたくないというスタンスはもの凄く共感できます。学校の中、普通であることになじめない居心地の悪さを感じる人は多いのではないかと思いますが、それを文章にするというのは難しいのではないでしょうか。ひとりぼっち、孤独感。そういったものを優れた感性で書かれているように思います。
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