クマムシ博士の「最強生物」学講座 [本]
クマムシ博士改め、クマムシマン堀川大樹さんが書く、最強生物本。
堀川大樹さんはクマムシ研究者。北海道大学大学院で博士号をとったあと、NASAの研究所やパリ第5大学でクマムシ研究に勤しんだすごい人、なのですが、この本はものすごく分かりやすく、抱腹絶倒ものでした。
クマムシをはじめとする生物への愛がひしひしと感じられます。
ここで出てきたクマムシとは、乾燥した状態になると、乾眠といってからだの水分を最小限にし、仮死状態となって環境がよくなるまで生命活動を止めるのです。この乾眠状態のとき、151℃の高熱、-273℃のほぼ絶対零度の低温、ヒトの致死量の約1000倍の放射線、アルコールなどの有機溶剤、紫外線、高圧、真空など、極限のストレスに耐えられるというのです。地球上最強生物は何かという話になれば必ず挙げられる生き物。
堀川さんがクマムシを研究するに至った過程とか、変わった研究者の方とか、どの話を読んでも笑いが止まりません。こんな研究者いるんですね。すごい。
このクマムシ愛に感化され、この夏双眼実体顕微鏡をAmazonで買い、次女みき(仮)の自由研究にしてしまったのは、何かの酔狂か。でもクマムシの動きが本当に可愛い。
親子でクマムシ博士、もといクマムシマンに取り込まれているのです。
2014-09-02 15:48
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