こんちき号北極探検記 [児童書]
あべ弘士さんたち、絵本作家や動物写真家や、映像カメラマンやらが、21メートル級のヨットをチャーターして北極圏ノルウェー領のスバールバル諸島を探検します。このスバールバル諸島は、定住する人のいる最北の場所だということで、街の中にシロクマ注意の看板があるくらい。
このスバールバル諸島をヨットで廻り、出合ったさまざまな動物を観察しイラストに描いたエッセイ。
元旭山動物園の飼育員だったあべ弘士さんの動物を見る目は折り紙つき。
シロクマ母子が他のオスのシロクマに出会ってしまってピンチの様子とか、氷山に乗って休んでいる海鳥の様子とか、主に色鉛筆で描いています。動物の生態に詳しいあべさんの描くシロクマたちは、躍動感に溢れています。
この探検の間、実に楽しげな様子が窺える。北緯80度を越えたときなど、記録より悪天候で難儀していたり、白夜真っ最中の日の沈まない夜とか、とても興味深く感じました。
2012-12-19 22:43
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