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のねずみチュウチュウおくさんのおはなし [絵本]


のねずみチュウチュウおくさんのおはなし (ピーターラビットの絵本 8)

のねずみチュウチュウおくさんのおはなし (ピーターラビットの絵本 8)

  • 作者: ビアトリクス・ポター
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2002/10/01
  • メディア: 単行本


 ピーターラビットの絵本8、1972年5月1日初版発行、英語版では1910年発行、16作目。

 のねずみチュウチュウおくさんは、生け垣の下の土手にできた穴の中に住んでいるねずみです。とてもきれい好きで、家の中をいつも整理整頓しているのに、ごみむしやてんとうむしなどの虫たち、かえるのジャクソンさんなど、呼びもしないのに次々と生き物がやってきて、おくさんはきりきりするのでした。

 のねずみチュウチュウおくさんのすがたは、きっと古き良きイギリスの主婦なんでしょうね。家の中を快適に整え、申し分のない奥様ぶり。闖入者にいらいら、きりきりしている様子が、妙に人間くさいです。こういう人、ポターの周りにいたんでしょうね。

 絵のごみむし、てんとうむし、まるはなばち、かえるなど、そこで見てきたかのように精密に描かれています。ポターの生き物を観察する目、本当にすごいですね。それからチュウチュウおくさん自身、エプロン服こそ身につけていても、リアルにねずみの顔をしています。創作の世界なのに、とってもリアル。
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