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海べのあさ [絵本]


海べのあさ (大型絵本)

海べのあさ (大型絵本)

  • 作者: ロバート マックロスキー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1978/07/07
  • メディア: 大型本


 海べに住んでいる少女のある一日を描いた絵本。

 海べに住むサリーは,朝,口の中で歯がぐらぐらしていることに気づく。
 海ではまぐりをとるお父さんの手伝いをしたり,おとうさんと一緒にパックスハーバーに行ったり……。

 主人公の女の子の,始めて歯が抜ける頃の何気ない心の動きや,海べの情景がきれいな絵と文章で描かれています。
 子ども時代,歯が抜ける頃ってこんな風だったと共感でき,また海べの美しい風景に囲まれて暮らすサリーたちがとてもうらやましく感じました。

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写真でビックリ!目に見えないこわーい虫たち〈第3巻〉土にひそむミクロの虫 [絵本]


写真でビックリ!目に見えないこわーい虫たち〈第3巻〉土にひそむミクロの虫

写真でビックリ!目に見えないこわーい虫たち〈第3巻〉土にひそむミクロの虫

  • 作者: スティーブ パーカー
  • 出版社/メーカー: 汐文社
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 大型本


 たくさんの顕微鏡写真や,接写した土壌中の虫の写真で,生態系の分解者であるところのさまざまな生物を紹介しています。

 よい土の中にある,ミミズやダニなどの生物。ワムシやクマムシの写真もあります。それから,たくさんの微生物。また,バクテリア。これらの生物のおかげで,土壌中の有機物が分解されている。
 これらの目に見えるけど小さい,また目に見えない生物の写真がたくさんあります。
 ただし,ジャガイモ畑などの単一の作物に集まってくるタマナバエの赤ちゃん,要するにウジムシは,害虫扱いになっていました。

 ミミズだとか,アリだとか,ガガンボの幼虫だとか。見た目はちょっと気持ち悪いけれど,とても役に立っているんだよなあ。
 写真はいいんだけど,「こわ~い」扱いしないでほしいなあ,あの虫たちも生態系で大切な役割をはたしているんだよなあというのが,オイラ個人的に唯一の不満。(笑)

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ここにも、こけが… (たくさんのふしぎ傑作集) [絵本]


ここにも、こけが… (たくさんのふしぎ傑作集)

ここにも、こけが… (たくさんのふしぎ傑作集)

  • 作者: 越智典子
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2010/05/20
  • メディア: 単行本


 コケ植物やシダ植物などの隠花植物を撮る伊沢正名さんの写真に,越智典子さんの文章で,街の中のごく当たり前の風景をクローズアップし,コケに注目した作品です。
 街路樹,コンクリートブロック,街の中もいざコケを探し出すとものすごくたくさんのコケが見られます。
 また,森林の一番下の層のコケ,木に貼りついたコケなどの写真が実に鮮明。

 また,さまざまな種類のコケのさく(くさかんむりに朔)の写真があります。
 それぞれ胞子を出すのによいコンディションになると,さくの口を開き胞子を飛ばす。
 また,胞子から育った原糸体,そこからコスギゴケが芽生えてくる写真があり,コケの一生を一部垣間見る思いです。
 蘚類,苔類ともに種子植物とは違った一生を送るのですが,写真でさらっとコケ植物の一生が見られ,また越智さんの必要最小限でありながら分かりやすい文章で,コケ植物の生態がしっかりと描かれているように思います。

 「たくさんのふしぎ」は小学校3~4の中学年程度が対象だったと思うのですが,大人としてこの本を見たときも分かりやすくて素晴らしいなあと感じました。

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アンガスとねこ [絵本]


アンガスとねこ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

アンガスとねこ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

  • 作者: マージョリー・フラック
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1974/10/01
  • メディア: 大型本


 約4分30秒、読んであげるなら3〜5歳。

 スコッチテリアのアンガスの家に、子ねこがやってきました。

 子ねこはアンガスを爪で引っかき、アンガスのごはんを食べ、アンガスの気持ちよいひなたにすわりこんでしまいます。その度にアンガスは子ねこを追いかけ回しますが、いつも逃げられてしまいます。

 アンガスが、子ねこに興味を持ち、追いかけている様子が、幼くて可愛らしく、小さな子どもたちにも共感が持てます。
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決戦! どうぶつ関ヶ原 [絵本]


決戦! どうぶつ関ヶ原 (講談社の創作絵本)

決戦! どうぶつ関ヶ原 (講談社の創作絵本)

  • 作者: コマヤスカン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/11/16
  • メディア: 単行本


 コマヤスカンさんによる,関ヶ原の戦いを,上から見下ろした地図上にかいたもの。
 それぞれの武将と軍が実に細かく地図上にかかれています。

 東軍総大将は,たぬき組の徳川タヌキ家康。
 西軍総大将は,さる組の石田サル三成。

 そのほか,石田三成の軍師の島ゴリラ左近,たこ組の安国寺タコ恵瓊,東軍のからす組黒田カー長政など,昨年「軍師官兵衛」にはまったオイラには思わず,そう,それ,それ(笑)という武将ラインナップ。

 とにかく,慶長5年9月15日(西暦だと,1600年10月21日)午前6時から午後3時までの,一日の戦況が見開きで事細かにかかれています。
 読み聞かせには全く向きませんが,関ヶ原を囲む地形や,それぞれの軍がどのように配置され,展開していったかがよく分かります。
 ケロッパ秀秋の裏切りッぷりも,何か笑えます。

 年齢層は,小さい子より,歴史を習った小学6年生くらい,大人も楽しめます。

 なお,史実をもとにしていますが,フィクションだそうです。ご承知おきください。
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DX版 新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~ 特大日本地図つき [絵本]


DX版 新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~ 特大日本地図つき (講談社の創作絵本)

DX版 新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~ 特大日本地図つき (講談社の創作絵本)

  • 作者: コマヤスカン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/09/18
  • メディア: 単行本


 2014年発行。
 2011年に発行された「新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~」に,特大の日本地図を付録につけたデラックス版です。

 下にある,登場人物のセリフを読むだけなら3分。絵に見入ってしまうと,いくら時間があっても足りない。きりがないです。
 5歳児以上,大きい子の方が,絵の中を楽しめると思います。

 はるかとおとうさんは,新幹線に乗って旅をします。
 新青森-東京は,東北新幹線はやぶさ,東京-新大阪間は東海道新幹線のぞみ,新大阪-鹿児島中央間は,山陽・九州新幹線のさくらに乗っていきます。
 二人の乗っている車内の様子や,上にある日本地図,とにかくたくさん書きこまれています。その絵が細かい。
 様々な観光名所,新幹線の駅や列車もかかれています。

 2014年現在で開業している新幹線は書きこまれているのですが,E7,W7系の北陸新幹線かがやきも,実はいます。長野まではもう運用していたからいいよね。 

 電車好きや,また「ウォーリーを探せ」系のさがし絵系の絵本が好きな人におすすめ。


新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~ (講談社の創作絵本)

新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~ (講談社の創作絵本)

  • 作者: コマヤスカン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/03/19
  • メディア: ハードカバー


 こちらは,2011年に発行されたもの。

【追記】
 この記事を書いた後に,絵本ナビの記事で知ったのですが,DX版で一部の列車を描き換えたそうです。
 2011年から2014年の3年の間に,E7,W7系かがやき,E6系こまち,デザインを新たにしたE3系つばさがデビューし,それらの列車が新しくなっているそうです。2冊で見比べてみると面白いかも。
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ねずみくんねずみくん [絵本]


ねずみくんねずみくん (ねずみくんの絵本 5)

ねずみくんねずみくん (ねずみくんの絵本 5)

  • 作者: なかえ よしを
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 1978/05
  • メディア: 大型本


 ポプラ社「ねずみくんの絵本シリーズ」の5巻目。
 3~5歳ぐらいまで。約2分。

 ねずみくんが体重計に乗ると,ちっとも針が動きません。
 さるくんが体重計に乗ると少し動きます。
 ぶたさんが体重計に乗ると,もっと動くので,さるくんに「それだけかい?」ってききます。
 どんどん大きい動物がやってきて……。

 ねずみくんの絵本に出てくる動物はみんなユーモラス。
 体重計にのっかって体重を量るというのは,小さい子にとっては日常的にあるのではないでしょうか。
 ねずみくんに親しみを持てるのではないかと思います。
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ねずみくんのチョッキ [絵本]


ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの絵本 1)

ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの絵本 1)

  • 作者: なかえ よしを
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 1974/08/01
  • メディア: 大型本


 小さい子~5歳ぐらいまで。2歳前後でも楽しめそうです。約2分。

 ねずみくんがお母さんにあんでもらった赤いチョッキ。
 あひるさんが,ねずみくんに借りて着てみたら少し小さい。
 それから,さるさん,あしかさん……いいチョッキをみんな着たがります。

 チョッキを着る動物たちがとてもユーモラス。
 しっかりと絵を見せてやるととても楽しんでくれる絵本です。
 子どもへの読み聞かせをはじめたばかりの人にもお勧めです。
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とりかえっこ!ねずみくんのチョッキ [絵本]


とりかえっこ!ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの絵本 13)

とりかえっこ!ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの絵本 13)

  • 作者: なかえ よしを
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 1999/09/01
  • メディア: 大型本


 ポプラ社「ねずみくんの絵本」シリーズの13巻目。

 ねずみくんは,自分の赤いチョッキをあひるさんの風船と取り替えます。
 その風船を今度はあしかさんのボールと取り替えて……。

 取り替えるたびに,おともだちは「ん!」と言ってしまいます。

 楽しそうなねずみくんと,巻き込まれてしまったお友だちのギャップが面白いです。

 3歳~年長さんくらい,約2分。
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ぞうさんとねずみくん [絵本]


ぞうさんとねずみくん (ねずみくんの絵本 10)

ぞうさんとねずみくん (ねずみくんの絵本 10)

  • 作者: なかえ よしを
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 1982/04
  • メディア: 大型本


 ポプラ社「ねずみくんの絵本」シリーズ10巻目。

 3歳~年長さんくらい。約1分30秒。

 ねずみくんは,体の大きなぞうくんがうらやましいみたい。
 高いところのものもとれるし,遠くまで見渡すことができる。

 でも,読みすすめていくうちに,ぞうくんの悪いところにも,ねずみくんの良さにも気がつくやさしい絵本です。比較的小さい年齢の子でも大丈夫そう。
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