僕はホルンを足で吹く 両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝 [本]
僕はホルンを足で吹く~両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝~
- 作者: フェリックス・クリーザー
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
- 発売日: 2017/06/16
- メディア: 単行本
最近、Youtubeで、彼の演奏を聴いた。彼専門のスタンドにホルンが乗せられていて、さっと右足を上げロータリーバルブを動かす。まさかの速いパッセージ。軽やかで明るいホルンの音色。リップスラーでの速くて正確なトリル。
彼は右足でホルンを演奏している。
生まれつき両手のないフェリックス。だが幼少期の彼はやんちゃだったらしい。その彼が4歳でホルンと出合い、吹き始める。楽しかったようだが、他の遊びと同列で、特別とまではいえないものだった。
転機となったのは当時の先生からの言葉。「ホルンは素晴らしい趣味だが、職業としては他のものを探すべきだ。」
怒りを覚え憤りを感じながらも、ホルン奏者として生きる意思を固めたクリーザー。地元の音楽学校や音大でのレッスン、演奏活動。ラジオへの出演やCDの録音。
多忙でありながら、完璧主義ともいえるほどホルンの演奏に取り組んでいる。
ハンディキャップがあるかないかは関係なしに、一つのことに打ち込んで、それで身をたてるというのはすごいし、素晴らしいことだと感じる。
オイラも学生のときホルン吹いていたのだが、フェリックスほど上手くできたらいいのになあ~と思った。
いや全然吹いてないだろと突っ込まれるのは自分でも分かっている。
なんの因果か吹奏楽部ホルン吹きになった高1長女ひでひ子(仮)と中1次女みき(仮)より音が出てないことも知っている。
それだけに、フェリックスすげーなーと思う。
2017-12-15 14:07
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