わにわに物語 [本]
新井素子さん家は、ご近所でも評判のぬいぐるみ屋敷。このわにわにが書かれた時点で総勢400を超えるぬいぐるみさんたちがいるのです。そのぬいぐるみさんのうち、しろわに一族のわにわにが、新井さん家のぬいぐるみたちについて語った本です。
……ぬいぐるみが話したり、ましてや本なんか書けないと思われた方、そんなバカな、って思われた方いるでしょう(笑)
新井素子さんもぬいぐるみ関係の著書では前書きなどて語られているのですが、「ぬいぐるみさんは、自力で歩行したり、食べ物を食べたりできないけれど、話したり、感情を持っているのだ、だからぬいぐるみさんには優しくしよう」という人。
そのぬいぐるみさんたちが、実に面白い子たちばかりなのです。上下関係にうるさく、一族の繋がりを大切にするわにわに一族の話だったり、ポセイドンというクジラのぬいぐるみがきたときのこととか「男の気持ち」という名前をつけられてしまったラッコの話とか、12編の新井さん家のぬいぐるみの話があります。
読んでいてほのぼのしたり、うちもそうだなあと思ったり。 口述筆記で書いているのもわにわになんだけど、なんだかそんなバカなっ、て思うようなことが起きたあと、ほんわりします。
2013-07-28 23:36
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