校庭のコケ [本]
校庭のコケ、とあるように、身の回りで普通に見られるコケを集めたコケ図鑑。
はじめに、千葉県内の、里山に囲まれた学校と、都市部の学校の校庭にあるコケを周囲の写真つきで詳しく紹介しています。壁にあるシミのようなものがじつは地衣類だったり、石碑やコンクリート壁に生えるコケだったりしています。思いがけないものがコケの仲間なので、自分が探すときにも、気を付けるポイントがあらかじめ分かっていいです。
また、コケ図鑑のところは、特徴が分かりやすい写真で、身の回りのコケを同定するのに役立つでしょう。
この図鑑のページが大変充実しています。
コケや地衣類についての知識も詳しく書かれています。例えば、コケの一生、生活史、顕微鏡観察をするときのポイントなど。
子供どもたちが、自由研究などでコケの観察をしようと思ったときに、まず参考にする入門書として適しているし、少し知識がふえてきたあとも、分からなくなったときには改めて見てみるのにもよいと思います。
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