おまえは世界の王様か! [本]
2000年に発行された書評エッセイ。
作家、原田宗典さんの実家で見つかった500枚を超える読書カード。そこには、それはそれは名だたる文豪たちの本を次々と扱き下ろしていく大学生時代の自分があった。
北杜夫、ドエストフスキー、大江健三郎、三島由紀夫、安部公房などなど王様に批判され切って捨てられた文豪はたくさん。原田さん風に言えば、ドヒャーと叫んでムネノリ卒倒。
19,20歳くらいのムネノリ青年が何を考えて巨匠たちの書物を読んでいたのか、それを四十過ぎのご本人が昔の自分を懐かしみながら書かれている様子がとても面白いです。
その読書カードも所々に載せられているのですが、縮小されている上、字が……(以下略)。
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