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駅の文字、電車の文字 鉄道文字の源流をたずねる [本]


駅の文字、電車の文字 鉄道文字の源流をたずねる

駅の文字、電車の文字 鉄道文字の源流をたずねる

  • 作者: 中西 あきこ
  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
  • 発売日: 2018/09/14
  • メディア: 新書

 「鉄道ジャーナル」で鉄道文字について連載されている著者の鉄道文字本。

 国鉄時代に使われていたすみ丸ゴシック、東京メトロが営団地下鉄だった時代に使われていたゴシック4550など、時代を象徴するフォント。
 古い時代の明朝体や筆文字で書かれた駅名標。
 名鉄電車のレトロな真鍮製の車両番号の切り抜き文字。

 文字や駅名標、サインシステムまで、全国を渡り歩いて収集されてきたのだなあと感じます。
 現代のものもありますが、国鉄時代の駅名標、車両文字がわんさかとあって、そういえば昔の駅名標ってこんな感じだったなあというのを思い出させてくれます。
 すみ丸ゴシック、懐かしいです。
 本に載っていても、徐々に新しいサインシステムに置き換えられてしまうんだろうなあ。時々懐かしいものを見るために読み返したいです。


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京急沿線の不思議と謎(じっぴコンパクト新書) [本]


京急沿線の不思議と謎 (じっぴコンパクト新書)

京急沿線の不思議と謎 (じっぴコンパクト新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2015/08/06
  • メディア: 新書

 じっぴコンパクト新書の、シリーズ本の一冊。
 京急沿線の地理、歴史的なトリビアが詰まった一冊。

 前書きにあるように、鉄道趣味を前面に推した本ではないです。

 沿線の歴史的な建造物や名所、史跡、鉄道をひくにあたっての苦労など、濃いめの鉄道ファンよりは一般の人に向けて、京急沿線を紹介している本なのだと感じました。

 全く鉄道に関して書かれていないわけではなく、例えば京急蒲田駅の高架化と踏み切りの解消までの話や、三崎口以南、武山線など計画だけで未成線となってしまったものについての話も分かりやすく書かれていました。

 一つの項目が2~3ページで、章立てはされているものの、独立して読めます。
 参考文献がものすごく多く、他の資料からの引用があるのかなという印象ではあるのですが、読みやすいです。
 順番に拘らず、読みたいところから読むというのもアリだと思います。



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鉄道まるわかり 002 小田急電鉄のすべて [本]


鉄道まるわかり 002 小田急電鉄のすべて

鉄道まるわかり 002 小田急電鉄のすべて

  • 作者: 旅と鉄道編集部
  • 出版社/メーカー: 天夢人
  • 発売日: 2018/11/16
  • メディア: 単行本

 とにかく,小田急のことを知りたくて調べたくて購入した一冊。
 天夢人,「旅と鉄道」が絡んでいるし,オールカラーだし,写真は豊富だし,小田急初心者には小田急のことが判りやすいです。
 巻頭の写真コラムもいいです。

 また,
 CHAPTER 1 小田急電鉄の企業がわかる
 CHAPTER 2 小田急電鉄の路線がわかる
 CHAPTER 3 小田急電鉄の駅がわかる
 CHAPTER 4 小田急電鉄の車両がわかる
 CHAPTER 5 小田急電鉄の歴史がわかる
 CHAPTER 6 小田急電鉄の魅力がわかる
 
 と,章立てしてあって,どの章から読んでも大丈夫です。 

 個人的に,某アニメ関連で3000形3000形と騒ぎすぎているオイラですが「日車式ブロック工法」を採用した車両で,それまでの小田急の電車とまた違ったスタイルなんですね。
 で「日車式ブロック工法」など,初見では判らない専門用語も,用語解説のコラム枠がすぐ側にあって,かゆいところに手が届く親切設計。

 粗いしブレブレだけど3000形。
odakyu3000_300_400.jpg

 路線では,2018年3月には話題になった東北沢-梅ヶ丘の地下化と複々線化で,代々木上原-登戸間が完全に複々線となり,その話題も興味深く読みました。

 もちろん,ロマンスカーの車両の説明もきれいな写真で判りやすいですし,小田急ビギナーのオイラにはぴったりです。



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月魚 [本]


月魚 (角川文庫)

月魚 (角川文庫)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/05/25
  • メディア: 文庫

 古書店『無窮堂』は,雑木林の奥,深い闇のなかにひっそりと佇んでいる。
 店主の本田真志喜(ほんだましき)は,この古書店の三代目。
 二十五歳の若さであるが,生まれたときから祖父に古書のイロハを叩き込まれた生粋の古書店主である。
 瀬名垣太一(せながきたいち)は真志喜と幼馴染のやはり古書店主である。真志喜とは違い卸専門で小売はしない。
 昔からの因縁,それぞれの父親との関係,瀬名垣の古本屋としての才覚,内輪のしきたりに囚われすぎる古本業界。様々なものが,背名垣と真志喜をがんじがらめにする。

 古書というある意味閉ざされた業界と,才能はあっても若いというだけで見下される二人。
 あるとき,故人の遺した蔵書を買い取る依頼を受けた瀬名垣,真志喜と共に軽トラックで出向くが……。

 文章そのものが美しいし,耽美だし,古書を通した世界観が現実のものではないような,ある種閉じ込められた世界のように感じた。
 古書を扱いながら,そこには人の営みがあり,それは綺麗なものだけではなくて,欲に溺れた醜さもあり……。

 オイラの文章では全く月魚の小説の美しさは出てこないが,うん。すごいよ。素晴らしいよ三浦しをんさん。

 ただ,好き嫌いは分かれるような気がする。同性愛の匂いも感じさせるし。そこが売りでもあるけれど。



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SSブログ移行のお知らせ [その他]

 この度,So-netブログから,SSブログに移行したんだそうで。

 言い方は他人事っぽいんですが,ほんと,いきなりでびっくりです。
 あ,もうブログのURLにSo-net入らないんだって。

 たぶん,以前からのURLでも,ジャンプしてくるとは思うのですが,以後よろしくです。


よぴきちさん
https://yopikichi.blog.ss-blog.jp/



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