パディントンのクリスマス [児童書]
「パディントンの本」シリーズの2冊め。
小学校中級以上と本にありますが,小3~4くらいのギャングエイジの子たちが読んだら,結構重なるところがあるのではないかと思います。
イギリス,ロンドン,ウィンザーガーデン二十二番地。
ペルーからやってきた小さいくまのパディントンが,ブラウンさん一家と暮らすようになりました。
この「パディントンのクリスマス」では,クリスマス前の冬の物語。
家族写真を取ったり,探偵になったり,大きなデパートにプレゼントを買いに行ったり。
そしてクリスマスの日の贈り物をしたり。
なにかあるごとに,パディントンのまわりには,事件が起こるけれど。
それでもパディントンはみんなに愛されています。
顔がマーマレードでべたべたになっても,何があっても愛らしいパディントン。
悪気はまったくないのに,頑張っているのに何故か事件が起こってしまう。
それをブラウンさん一家は温かく受け止めている。
パディントンのことがみんな大好きだというのがわかります。
パディントンが表面的にやんちゃないたずら坊主に見えても,根っこはだれか周りの人への思いやりがあるんだというのが,共感できるような気がします。