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刑務所しか居場所がない人たち : 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話 [本]


刑務所しか居場所がない人たち : 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話

刑務所しか居場所がない人たち : 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話

  • 作者: 山本 譲司
  • 出版社/メーカー: 大月書店
  • 発売日: 2018/05/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 著者の山本譲司さんは,衆議院議員だったときに,秘書給与流用事件を起こして逮捕,
 判決確定後,控訴をせずに服役することになったが,その刑期のなかで,刑務所では凶悪犯よりも知的障害者が多いことを知る。
 障害があるために,社会で生きるすべを知らず,数百円程度の万引きや食い逃げ事件を起こして刑務所に入る。刑期を終えて刑務所を出ても,暮らす場所も収入もなく再び犯罪を起こして刑務所に帰ってくる。

 そのような累犯障害者(というのは山本さんの造語である)を,出所後に支援し,一定の道筋をつけて社会で暮らしていけるようにするというのが山本さんが目指すあり方なのだと感じた。
 受け入れる側の体制がまだ整っていないようにも感じているが,この本に出てくる「ふるさとの会」の活動で,改善されてきている途上なのだろう。

 もともと中高生向けに書かれた文章なので,非常にわかりやすいし,これからどうしていくか若い人にこそ読んでいただきたい本だと思う。



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けっこう笑えるイギリス人 [本]


けっこう笑えるイギリス人

けっこう笑えるイギリス人

  • 作者: 山形 優子 フットマン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/06/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 著者の山形優子フットマンさんが,イギリスで暮らし,イギリス人男性と結婚し,イギリスで30年以上暮らすなかで見えてきた,イギリスの良いところ悪いところを書かれている。
 イギリスの医療制度だとか,子育てのあり方とか,暮らしていく上での違いが大きくて良し悪しだなあと。
 笑えるとは銘打っているけれど,じっくり読むと,意見を主張しすぎないなど日本人の悪いところも浮き彫りになって,耳が痛い部分もありました。オイラ国外では暮らせないかも。
 耳は痛いけれど,イギリスでの生活は興味深い点がありました。



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武蔵野線まるごと探見 (キャンブックス) [本]


武蔵野線まるごと探見 (キャンブックス)

武蔵野線まるごと探見 (キャンブックス)

  • 作者: 三好 好三
  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2010/01/29
  • メディア: 単行本

 サブタイトルに「身近な路線の身近なトリビア」とあるように,武蔵野線のあれこれを詰め込んだ一冊。

 武蔵野線はもともと貨物線として計画され,旅客を扱っていても東京の外環路線としての貨物の需要も多く,それは,鶴見-府中本町の通称武蔵野南線と呼ばれる貨物線や,浦和三角線と呼ばれる武蔵野線から東北・高崎線の大宮方面につながる貨物線,常磐線につながる北小金支線と馬橋支線など。乗りたくても乗りつぶしにくい貨物線がたくさんあります。

 各駅データなども細かく載っています。
 平成21年(2009年)に出版されたものなので,すでに「新吉川(仮)」は「吉川美南」として開業し,本の中では「越谷レイクタウン駅」は2008年3月開業したばかりと書かれていましたけれど,現在は一大ショッピングエリアになっているし,新三郷のイケアやコストコだとかも開業して,そういえば新三郷は上りと下りホームが貨物ヤードをはさんでやたら遠かったんだっけということを思い出しながら読みました。

 2019年は武蔵野南線,府中本町-鶴見間を通る「ホリデー鎌倉快速」乗りたいですね。



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