東京すみっこごはん 雷親父とオムライス [本]
「東京すみっこごはん」シリーズの2作目。
東京の、昔ながらの姿を残した商店街の片隅。路地裏に入った目立たないところに、共同台所「すみっこごはん」がある。
街の定食屋かと思えば、共同台所。「すみっこごはん」に集まった人でくじを引き、当たった人がその日の食事当番をする変わった台所。
すみっこごはんに集まる人々の、心温まる物語。
くじで当たった人が料理当番をする食堂という少し変わった設定でも、登場人物の抱える悩みや苦しみがリアルで、ぐいぐい小説の中に引き込まれました。
この巻では、「すみっこごはん」周辺の街の再開発にまつわる出来事があって、現実にそういうことも起こりそうだと感じました。
「すみっこごはん」の登場人物一人一人が魅力的です。
いきなり2作目からだったので、1作目も読みたいなあと思いながら、次は3作目。