SSブログ

白をつなぐ [本]


白をつなぐ

白をつなぐ

  • 作者: まはら 三桃
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/10/21
  • メディア: 単行本

 まはら三桃さんによる,都道府県駅伝の小説。

 一月に広島で開催される都道府県対抗男子駅伝。
 県を代表して,中学生から社会人までの幅広い年齢の選手が,故郷の県のために襷をつなぐ。
 それぞれの選手,コーチ,監督が,それぞれの思いを抱いて走る。

 駅伝,めっちゃいいですよ。
 物語としては,誰が主人公というわけでもなく,それぞれの視点で,それぞれの思いを走りに昇華させる。それは駅伝を走った選手だけに限らず,補欠,コーチ,監督,それぞれの思いを持って,一本の襷をつなぐ。
 この中の誰もが主人公であり,群像劇だなというのは感じました。

 福岡県代表のチーム,中学生の山野海人,佐々木和,斎藤湊,高校生の沢田瞬太,谷山林太郎,川原大貴,大学生の水島颯,実業団の吉武弘一。そして監督の熊沢速一,コーチ澄川佑太,小野仁。
 場面ごとに,それぞれの人物の思いがつながっていくんだと感じました。
 そして,物語全体を「白」がつないでいます。

 やっぱり,ほとんど恋愛要素のない男子の群像劇って好きかも。
 登場人物の一部にちょっとだけ恋愛要素あります。でもほぼ走っています。


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。