科学のアルバム「コケの世界」 [児童書]
美しいコケ写真とともに,コケに生態をきちんと書いている本。種々様々なコケを紹介しています。
胞子で増えるコケに「お花」「め花」といったように「花」と表現しているのが少し気になるのです。
でも,コケの一生の間に,胞子体から出された胞子が成長して配偶体となり,そこに「造精器」「造卵器」ができ……と正確さにこだわりすぎると子どもには縁のないものになってしまうものかなあということも感じましたので,ここは「花」がいいのかもしれません。
蘚類,苔類ともに子どもに分かりやすく書かれています。
胞子嚢のことをコケ植物ではさく(くさかんむりに朔と書きます)といいますが,そのバラエティ豊かさは自然が産んだものとはいえすごいなあと思います。
うちのプランターにも自然に生えたコケがたくさんありますが,よくよく見るとたくさんの種類があるのです。
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