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クマムシを飼うには  博物学から始めるクマムシ研究 [本]


クマムシを飼うには―博物学から始めるクマムシ研究

クマムシを飼うには―博物学から始めるクマムシ研究

  • 作者: 鈴木 忠
  • 出版社/メーカー: 地人書館
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 単行本


 岩波科学ライブラリー「クマムシ?!」を著した鈴木忠さんに、メールマガジン「サイエンスメール」主宰である森山和道さんがインタビューした記事を、一冊の本にまとめたもの。

 クマムシの研究者である鈴木忠さんの、研究への取り組みがなかった一般の読者にも分かりやすく書かれています。

 クマムシ最強説だけが一人歩きしている状況とか、まだクマムシには解明されていないことがたくさんあるとか、鈴木さんがこれから取り組んでいきたいことなど、分かりやすく読むことができました。

 特に、クマムシ最強説が、一般の人にも伝わっていく際に、科学的には検証されていないことまで広がっていく、噂話レベルの話でクマムシが話題にされていることは良くないのではないかと危惧されていたように感じました。

 クマムシは人間にも身近なコケのなかに棲んでいるのですが、その一生はまだ謎に包まれています。

 クマムシ自体は、毒にも薬にもならないから、まだまだ研究が進んでいない生物です。
 しかし、クマムシ研究の余地はいくらでもあると言えそうです。
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